◇熊本県を中心に今月１４日夜と１６日未明に震度７を記録し、想定以上の余震の続く地震による被害は、死者４８人、安否不明者２人、負傷者１２００人、熊本、大分両県で損壊した住宅が１万棟を超えています。（２１日現在）
◆犠牲となられました方々のご冥福をお祈りし、災害に遭われたすべての皆様に深くお見舞い申し上げます。
◇中でもＴＶ報道で大きな被害状況が映し出される熊本県南阿蘇村は、当山中湖村議会と相互交流のある友好関係の村です。
◇そこで、いち早く議会幹部および村当局が南阿蘇村に安否確認とお見舞いの電話をかけ、支援物資を送ることを決定しました。
◇１６日（土）の配送予定が、現地への交通困難を理由に運送会社が見合わせるとの連絡があり延期。
◇そこで、１８日（月）当方は隣接する陸上自衛隊北富士駐屯地に、支援物資輸送の協力を要請するために駐屯地を訪問しました。
◇写真の「支援物資一覧」は、自衛隊より支持があり村職員が急きょ作成し提出したものですが、その後なかなか連絡がなく、２０日（水）午後になって、「埼玉県入間基地より熊本空港までの空輸を検討中」との連絡がありました。
◇当方は上級庁を含む自衛隊担当者に、被災者の現状に鑑みスピーディーな対応を何度も懇請しているうちに、村に民間の運送会社から道路情報が改善したので引き取り可能との連絡がありました。◇結局、今日２２日（金）の朝、１週間ぶりに支援物資を積んだトラックが、南阿蘇村に出発しました。
◇ニュースの画像に映し出される現地の自衛官諸兄の支援活動や捜索のご苦労の姿には深く感謝していますが、一方、自らの輸送手段を出し惜しみして米軍に支援要請したというオスプレイを見せられると、防衛と防災に関するこの国の「組織運営の実態」に対し「これでいいのかなー」と深くため息をついています。
